腰の症状
- 腰を曲げる・反ると痛い
- 腰痛で動けない
- 腰が重く、だるい
- 突然、腰に激しい痛みが生じた
- 背中から腰にかけての強い痛みがある
- 寝返りなどで目覚めるほどの痛みが起こる
- 腰や足に痛みや痺れがある
- 痛み・痺れのためにうまく歩けない
- 足がすぐ重くなり、だるい
- 長く歩いていると、お尻から足にかけて痛みや痺れが起こる
など
腰の症状を起こす主な疾患
急性腰痛症（ぎっくり腰）
前かがみの姿勢や前かがみで物を持った際に、腰に突然激しい痛みが生じることをぎっくり腰と言い、医学用語では急性腰痛症と呼んでいます。発症直後は激しい痛みが生じますが、次第に痛みは治まり、多くの場合は1カ月以内に完治すると考えられています。
主な症状
突然腰に激しい痛みが生じる、最初は違和感程度だった痛みが次第に強い痛みに変わる、咳やくしゃみをすると腰が痛むなどが主な症状として考えられます。
腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症とは、背骨の中にある脊柱管という脊髄の神経の通り道が、椎間板の変形や脱出などで狭窄し、脊髄が圧迫されて痛みや痺れといった症状を引き起こします。
主な症状
間欠性跛行（しばらく歩くと足の痛みなどで歩行が困難となり、少し休息すると回復して歩けるようになる）があらわれることが特徴的です。その他の症状としては、腰痛や、太ももや膝下に痺れや痛み、足先の冷えや火照り、排尿障害が生じることがあります。
腰椎変性すべり症
腰椎変性すべり症とは、椎間板の変性やゆるみにより、腰椎がずれてしまう疾患です。主な発症原因は加齢による椎間板の関節や靭帯のゆるみと考えられており、また、女性の発症が多いことから出産などとの関係性も考えられていますが、明確な原因は判明していません。
主な症状
初期段階では、腰部脊柱管狭窄症と同じく間欠性跛行の症状があらわれることで知られており、症状が進行すると肛門の痺れや両足の麻痺、排尿障害の症状があらわれることもありますので、注意が必要です。
腰椎椎間板ヘルニア
背骨の骨と骨の間でクッションのような役割を担っている椎間板の一部が飛び出して神経にあたり、様々な症状があらわれる疾患を椎間板ヘルニアと言います。腰椎椎間板ヘルニアの場合、腰に負担がかかる作業を続けている方が発症しやすいと言われていますが、特にそのような作業をしていない方でも発症する恐れがあるため、注意が必要です。
主な症状
腰椎椎間板ヘルニアでは、腰痛、足やお尻に痛みや痺れ、動かしづらさがあらわれると言われています。また、坐骨神経痛（お尻から太ももの裏側にかけての痛みが生じる）は腰椎椎間板ヘルニアの典型的な症状として知られています。気になる症状がある場合、お早めにご相談ください。
