首の痛み

首に起こる症状・首の疾患で起こる症状

  • 首が痛い
  • 首が凝る
  • 首が回らない
  • 首凝りと肩凝りがつらい
  • 寝違えて首を少しでも動かすと痛い
  • 首から肩、背中の広い範囲に痛みが起こっている
  • 手に痺れがある
  • 足がこわばる、歩きにくい
  • むち打ちの症状が治らない 
  • めまい・耳鳴り・吐き気がある

首の痛みがある場合の主な疾患

むち打ち症(頸椎捻挫)

首の痛みむち打ち症とは、頭部に強い衝撃がかかることで首に強い負担が生じて痛みなどの症状があらわれることを言います。主に、交通事故やスポーツ事故、高いところからの転落が発症原因となると考えられています。多くの場合、2~3カ月程度で症状は治まると言われていますが、場合によっては数カ月~数年間にわたって症状に悩まされる方もいらっしゃいます。また、首だけでなく脳がダメージを受けている場合もありますので、痛みなどがないからと言って油断せずに、医師の診察を受けることをおすすめします。

主な症状

  • 首の痛み
  • 首が痛くて動かせない
  • 手の痺れ
  • ひどい肩こり
  • 耳鳴り
  • 吐き気
  • めまい

など

頸椎症

頸椎症とは、頸椎の椎間板や椎骨が変性したり、靭帯が厚く硬くなるなどにより、頸部の痛みなどの症状が生じます。椎間板は加齢とともに水分が失われていき、亀裂が生じやすくなります。椎間板の変性は誰にでも起こりますが、脊柱管や椎間孔が狭くなり、脊髄や神経根が圧迫されると痛みや痺れなどの症状が発現します。脊髄が圧迫されて精髄に症状が出るものを頸椎症性脊髄症、神経の根元が圧迫されて症状が出るものを頸椎症性神経根症と言います。

頸椎症性脊髄症

脊髄が圧迫されることで全身に感覚障害が生じます。服のボタンをかけたり、箸を持つような手先の動作が思うようにできなくなる、足が前に出しにくい、早く歩けないといった症状が出ることがあります。これらは多くの場合に身体の両側に現れます。

頸椎症性神経根症

脊髄の神経根は上肢につながる神経の根本になります。その為、ここが圧迫されると手足の痺れ、首の痛み、首の凝り、身体の脱力感といった症状が現れます。多くの場合、身体の片側に症状が現れます。

頸椎椎間板ヘルニア

頸椎椎間板ヘルニアとは、背骨を繋いでいるクッションのような役割をしている椎間板が本来の位置から飛び出し、周囲の神経を圧迫することで痛みや痺れが生じる疾患です。また、椎間板が飛び出す場所によって、神経根を圧迫する神経根症、脊髄を圧迫する脊髄症に分けられます。

神経根症の主な症状

首の後ろや首から肩にかけて、手指などに痛みや痺れが生じます。多くの場合は、身体の片側に症状が現れます。

脊髄症の主な症状

手に痺れが出たり、箸を持ったりボタンをかけるといった手先の動作がやりづらくなります。また、足先が痺れたり、歩行が困難になるといった下半身の症状もあらわれることもあります。多くの場合は、これらの症状は身体の両側に現れます。

TOPへ